空き家のチカラ|川西市・池田市・箕面市・豊中市・伊丹市・宝塚市の空き家の活用はネクサスジャパン
登録日:2025.11.24
家タダであげますって本当にできる?空き家を無料で手放す方法と注意点
「家タダであげます」というフレーズを見て、驚かれた方も多いはずです。固定資産税や管理の手間から解放されたい空き家オーナーにとって、「家タダであげます」は現実的な選択肢になりつつあります。この記事では、空き家を無料で手放すための具体的な方法から見落としがちな注意点まで、段階を追って分かりやすく解説します。
目次
- 1
「家タダであげます」4つのステップと必要な手続き
- 2
家タダであげますの落とし穴に注意!よくあるトラブルとその回避法
- 3
本当に手放して大丈夫?空き家を譲る前に考えるべきこと
- 4
「家タダであげます」で後悔しないために
「家タダであげます」4つのステップと必要な手続き

空き家を無償で譲るには、所有者が譲渡先の選定から契約書作成、所有権移転登記まで明確なステップを踏む必要があります。
現状の調査と譲渡条件の明確化
まず、所有者は家の耐震性や欠陥の有無を専門家に調査依頼し、譲渡可能かどうかを判断します。そのほか以下の点を確認しておきましょう。
- 相続が済んでいるか
- 固定資産税評価額はどうか
- 近所との境界線は明確か
必要に応じてインスペクション(建物状況調査)を依頼すると、譲り受け希望者にも安心感を与えられます。
譲渡先を探す
次に譲り受け希望者を募集するステップに進みましょう。自治体が運営する空き家バンクでは無償譲渡の紹介が可能で、補助金や支援制度も用意されている場合が多く、成約率が高まります。そのほか、古民家や空き家の再生を専門とするNPO法人や事業者に譲渡することで、適切な管理や活用が期待できます。
譲り受け希望者の利用目的や経済状況を確認し、将来的に再び放置されて「特定空き家等」にならないよう、信頼できる相手を選定することが重要です。
契約書を作成する
譲渡先が決まったら、次に所有者と譲り受け者の間で譲渡契約書を作成します。以下の内容を盛り込んでおくと安心です。
- 譲渡物件の詳細
- 譲渡条件
- 契約不適合責任
不要なトラブルを避けるためにも、所有者は契約書の作成を司法書士などの専門家に依頼することをおすすめします。
物件の引き渡し手続きの準備
所有者は鍵、図面、取扱説明書などの関係書類を譲り受け者に渡し、所有権が移転したことを確認します。また、法務局で所有権の移転登記手続きを行う必要があります。なお、固定資産税評価額の0.4%の登録免許税が発生することに注意が必要です。
さらに無償譲渡には贈与税が発生する場合があります。ただし、譲り受け者への贈与額が年間110万円以下であれば非課税となります。詳細については、税理士に相談してみるとよいでしょう。
家タダであげますの落とし穴に注意!よくあるトラブルとその回避法

「タダで家をあげれば簡単に処分できる」と思うと、後で大きなトラブルを招きます。空き家を無償で渡しても、不動産を取得する側には不動産取得税・登録免許税・贈与税などが発生する可能性があります。
これらの費用について、事前に十分な説明がないと、「タダでもらえたと思っていたのに内容が異なる」と受け取られ、予期せぬトラブルへ発展することもあるでしょう。
税金の発生
不動産の所有者が変わる際、譲渡価格がゼロであっても、譲り受けた側には不動産取得税や登録免許税が発生します。また、物件の評価額が基礎控除額(110万円)を超えると贈与税もかかります。
建物の修繕費に関する行き違い
多くの無償譲渡物件は老朽化が進んでおり、耐震補強や雨漏り・シロアリ対策などで数十万〜数百万円規模の修繕費が必要になるケースも多く、決して例外的ではありません。「住めると思っていたのに、床が抜けそう」「雨漏りがひどくて住めない」など、現状引き渡しの空き家にありがちな問題が発生する可能性があります。
契約内容の曖昧さによる紛争
残置物の撤去負担や雨漏りなどの瑕疵責任について明確にしておかないと、後から「そんな話は聞いていない」というトラブルに発展しかねません。契約書作成の際は専門家に相談することで、税金・登記・責任分担の抜け漏れを減らし、のちの紛争リスクを大きく下げられます。
「家タダであげます」は、うまく設計すれば双方にメリットがある一方で、条件を曖昧にしたまま進めると、所有者・譲受人ともに後悔を抱えかねない取引です。所有者としては、相手に正確な情報を伝え、リスクを共有し、契約書で権利義務を明確化することが何より重要です。
本当に手放して大丈夫?空き家を譲る前に考えるべきこと

空き家を手放すかどうかを適切に判断するには、感情面・手続き面・費用面という3つの観点を整理したうえで決めることが不可欠です。思い出の詰まった実家を手放す決断は、物理的な所有権の移転にとどまらず、家族の心や記憶にも影響を与えます。空き家を手放す前に、以下のポイントについてよく考えてみましょう。
感情面
実家は多くの思い出が詰まった場所であり、手放すことで喪失感や負担感を覚えることは避けにくいものです。特に相続によって空き家となった場合、故人への想いと重なり、深い喪失感や罪悪感に悩まされる人も少なくなく心理的な負担が大きくなる場合もあります。ゆずり先を決める前に、家族全員で今後の使い道を話し合うことが大切です。
手続き面
不動産の譲渡は、登記、契約、税務など、専門的な知識を要する煩雑な手続きが伴います。思った以上に手間がかかり「こんなはずじゃなかった」と後悔につながることも珍しくありません。事前に専門家へ手続きを依頼しておくと、負担を抑えやすくなります。
費用面
仲介手数料、必要に応じたリフォーム費用、税金、そして売れるまで継続する固定資産税など、譲渡には一定のコストが伴います。これらの費用が当初の見込みを上回る場合もあり、後悔の原因となることがあります。
「家タダであげます」で後悔しないために

「もう空き家を無料で手放そう……」と衝動的に決める前に、ぜひ私たち「空き家のチカラ」にご相談ください。私たち「空き家のチカラ」は、川西市・池田市・箕面市・豊中市・伊丹市・宝塚市を中心に、多くの空き家オーナー様と向き合ってきました。
「空き家のチカラ」では、建物の改修費用を当社が全額負担し、その後の賃貸経営もすべて代行します。運用中に発生した家賃収入の一部をオーナー様に還元します。
契約期間満了時には、リフォーム・修繕を施した美しい状態の物件を所有者様にそのまま返却し、家族が住むか売却する選択肢を残せます。一度空き家を手放すと取り戻せませんが、活用であれば所有権は維持されます。
活用が最善でない場合は、売却提案や今後の対策も含めて総合的にご案内します。空き家は状態・立地・将来の利用希望など、ご家庭ごとに事情が異なるものです。「どうしたらいいかわからない」段階でも、まずはお気軽にご相談ください。
川西市・池田市・箕面市・豊中市・伊丹市・宝塚市で空き家活用をお考えのオーナー様、あなたの空き家にはまだまだ「チカラ」があります。「空き家のチカラ」に相談すれば、後悔のない選択ができるでしょう。